吟詠・詩吟の略で、漢詩や和歌・新体詩などに独特の節をつけて吟じます。 1曲の時間が、絶句 約3分、律詩 約5分と短めです。
詩吟に合わせて、その詩の内容を刀と舞で表現します。 刀は模擬刀を用いますが、舞台に立つ姿勢は真剣そのもの。 歴史上の人物が登場したりと、演技力を求められることも。
刀を扇に持ち替えて舞います。 「扇舞」と呼ばれることもありますが、最近は「詩舞」と呼ばれています。 剣舞に比べて柔らかな女性的な振りが特徴です。
日本人が愛してやまない、花鳥風月・雪月花、四季や風景・・・。 また、喜びや悲しみなどが込められた詩を、自らの声・身体で表現します。 吟・剣・扇と手段は違えど、「表現者」として作者に心をよせて舞台に上がるのです。